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サイクリングステーションの軌跡
- 2017年03月19日
まごころを込めた自転車とは、安心して走り続けられる自転車です。
通常、店長や店員の表情や態度で判断されていると、思いますが、実態を勘違いされています。
実際には、自転車をメンテナンス、修理、製作する時、接客時と全く違う態度で自転車に携わっているケースが多いからです。
何故なら、自転車には法律上の車検が存在せず、実際に自転車によって死亡事故が起こる事が少ない為、
パーフェクトな自転車を製作したり、完璧な修理をしてしまうと、自転車が故障しないため、新たに自転車を購入しません。
新車があまり売れないでしょう。
何人かの同業者がサイクリングステーションに視察にきましたが、私の作業内容を見て（これでは儲からないと）呆れはてて帰りました。
私は、これまで５０年間の自転車人生の中で、真剣に自転車に対峙している人（これは私自身の尺度によるものなので、これも一般的な基準にあてはまらないでしょう）に出会ったこともないし、聞いたこともありません。
実際、自転車業界とは、そうゆうものですし、永久に四輪乗用車よりも各上の存在にはなれません。
しかし、私は５０年以上に渡って、損得抜きに真剣に自転車に対して精進してまいりました。
続く
