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スペシャルチューニング H
- 2017年04月28日
この頃には、既にルネ氏はご存命でいらっしゃらなかったので、パリの工房・Rene HERSEへ、発注しても無意味です。私が、思うに、ルネ氏は1930年代最も活発に活動されていたのではないでしょうか。
晩年になってから、フレーム製作にどれ程の情熱をもって携わっていたかと、思うと疑問に思われます。
つまり、1950年前後までに製作した作品が、優れた自転車でないかと思われます。
最初に、日本で紹介された、Rene HERSE が出来具合を含めた自転車の性能面で最終モデルに相当する様に思われます。日本人が、初めて・Rene HERSE・を知ってから発注した自転車は、後世の作品です。
時既に遅く、ルネ氏晩年の作品では、技術的に問題が発生しているかも?
実際に、ニューサイクリングの誌面でも評価が低い例が紹介されています。
思ったよりも、走りにくいサイクリング自転車だったのでしょう。
現在でも、欧米で・Rene HERSE・を探し出し購入しているマニアがいます。
しかし、その・Rene HERSE・は中古の自転車か、倉庫等で忘れ去られ、何十年もメンテナスされていないでしょう。つまり、今さら当時の・Rene HERSE・の真の実力は発揮しません。
床の間自転車として、ほとんど走らないまま長い間保存されていくでしょう。
続く