スタッフブログ:自転車の変遷 K | 高松市のサイクルショップ【サイクリングステーション】でクロスバイク、ロードバイクを楽しもう!

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自転車の変遷 K

2017年04月19日 

これらの、日本では希少価値高い各種ランドナーは、高級ランドナーと違っていました。その当時、私に対して、「自転車に造詣が深く、自転車の価値が理解されているから、譲ります。」と言われて購入しました。

今を思えば、未だ大学生だった私に、高齢の自転車経験者がそうような言葉を発したのは、当初、疑問に思いました。

それにしても、最初にオーダーしたランドナーと比較すると、そのランドナー達は30%程度の低価格でした。

これらのランドナー達を、まとめて購入した値段は、最初に購入したランドナー一台分にしかなりませんでした。

つまり、私にとっては、とても安価なランドナーでした。

しかし、これらのランドナーに装着されている部品は、フランス製部品、ユーレ・アルビー  サンプレックス・プレステージ等のニューサイクリングの記事に頻繁に登場する話題の部品で満載でした。

これらのランドナーを入手できて、私が最初に使ったカンパニョロレコード(当時は鉄製のかなり古式雰囲気の漂う部品)と、最新のフランス製自転車部品とを、比較してみる絶好の機会に恵まれたわけです。

しかし、大学生になってから購入した希少価値の高いランドナーに装着されていた部品は、小学生の頃に使っていた、カンパニョロレコードとは、比較できない程酷い製品でした。

このフランス製変速機を使ってみた感想は、私がロードレーサーで走り始めてかれこれ、13年以上経過しているのに、むしろ性能が退化している当時の有様に、技術の進歩とは?首を傾げたくなるものでした。

例えば、ユーレ・アルビーの変速スピードが一分以上でした。つまり、最終段に移行するのに、何分も要しました。

サンプレックス・プレステージは、軽量化の為にデルリン樹脂をボディの素材に採用する無謀な行為に及んでいました。いつ壊れるのかと、おっかなびっくり変速しました。しかし、それ以上に、専用シフトレバーの固定が緩い為、どんなに締め付けても、走行中の振動で、緩みます。つまり、絶対に決められた位置に、留まりません!変速機としての、機能を全く果たせませんでした。

この様なレベルの低い変速機を装着したランドナーに乗ったサイクリスト達がニューサイクリング等の自転車専門誌で、誌上を賑やかしていた訳です。そして、この陳腐な現状にもっともらしい記述を付け加えていました。

当初、その事も知らずに、下らない記事を鵜呑みにしていましたが、低級部品を初めて使ってみて、呆れ果てました。まさに、裸の王様状態です。しかし、これが自転車専門雑誌の実態です。

実は、たまにこれらの雑誌に私は、投稿していました。

私は、来月号で採用され、掲載される事を見越して、発売一週間前にポストに投函していました。

しかし、各種自転車雑誌は、私の勝手なレポートを投函一週間後には、投稿した月刊誌に私のレポートを、掲載していました。

よっぽど、衝撃的な内容だったのでしょう。確かに、誰も見た事も無い、誰も経験した事も無い出来事等を記述していました。しかし、それは私にとって、取るに足りない事柄でした。

続く

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