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始まり
- 2017年04月01日
５０年以上前は、ロードレーサーでも革サドルが使われていました。私自身もブルックス・イデアル等の海外製の革サドルを愛用していました。残念ながら、当時は、国産の革サドルを使いませんでした。何故ならば、最初から信頼性に乏しかったからです。現代の主な日本人は、安さが正義が如く安価な製品ばかり買い漁つていますが、私は最初に高級品を入手してから、基準点を決定します。もちろん、安価な製品にも良質な物があります。しかし、木を見て森を見ずといった行為は慎むべきです。約５０年前までのイデアルや、高級なブルックスはいつまでも使い続けられる耐久性能を保持しています。しかし、革サドルは、早朝走り始めた時と、夕方帰宅した時では、地上高が変化します。特に、私のような、１４時間走り続けるスタイルの場合、サドルが若干沈み込んでしまうため、走りやすいとはいえません。
イタリアのチネリから、プラッスチックベースのサドルが登場してからは、徐々にそちらの方向に移行しました。
座り心地も、徐々に慣れてきました。現在はこの状態から進化して、誰でもフィットする究極のサドルを使っています。
今でも、大半のロード乗りが、サドルは軽ければ最良だと認識しているかもしれませんが、速く走るためには、サドルの重量よりも、形状や素材が重要になります。現在、サイクリングステーション推奨の究極のサドルは、比較的柔らかくロード初心者でも快適な（お尻に優しい）ロングライドが可能です。しかも、誰でも速く走れます。続く
