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サイクリングステーションの軌跡 Ⅱ-B
- 2017年05月30日
ペンタックス6x7一眼レフカメラの撮影が難解な理由は他にもあります。
現代、デジタルカメラ全盛期に突入して、ミラーレス一眼カメラが話題になっています。
これは、デジタルカメラ故に可能な機能です。
レンズ交換可能なカメラであれば、M型ライカの様にレンジファインダーカメラでも機能させられます。
しかし、フィルムカメラの場合、実像で確認してから、撮影しようとすると、構造上、一眼レフ機能が必須条件です。
一眼レフカメラの場合、ミラーに映し出された実像をプリズムを通して、正像になりファインダーで確認出来ます。
通常フィルムカメラは、一眼レフにする時、必ずミラーが必要になります。
そして、このミラーが、下がっている時に、被写体を確認します。
シャッターを押した時だけ、一瞬ファインダーを塞ぎ、フィルムを感光させます。
特異な例を除くと、シャッターを押すと、このミラーが上下した時にシャッター幕が開いて撮影しています。
一眼レムカメラは、フィルムサイズよりも、少し大きめのミラーが上下に動きます。
ペンタックス6x7一眼レフカメラは、ブローニー版6x7フィルムサイズに合わせて、巨大なミラーが動きます。
このミラーだけを、作動させてみると、団扇で仰ぐような風が起こるほどです。
つまり、35mmフィルムのミラーよりも、激しい動き方をしました。
よく、カメラの場合手振れ撮影は厳禁だとされています。
しかし、このペンタックス6x7一眼レフカメラが起こすミラーショックは、カメラそのものがぶれます。
大型三脚に据え付けた時でも、三脚ブレを起こすカメラです。
手持ち撮影の時は、大型の重いペンタックス6x7一眼レフをしっかり構える、腕力は必需になります。
ペンタックス6x7一眼レフカメラで撮影した、プロカメラマン作品数が、少ないのは、軟弱なプロカメラマンでは、使い熟せないからでしょう。
続く